自分史を自費出版した人より
自分史を書こうと決心し、完成するまでの期間は、半年~5年と幅がありますが、平均すると2年~2年半で書き上げる人が多いようです。自分史を出版した人、そしてこれから出版を準備している人の声をご紹介します。
70代男性・制作中
自分史を出版しようと思ったのは、今までの人生を振り返り、文章にしたいと思ったからです。
特に幼少のころ、満州で過ごしたこと、ソ連との開戦により、九死に一生の経験をしたこと、などを文章に残したいと思っています。
70代男性・制作中
自分史に取り組んで約5年経ちました。自分の楽しみをみつめて、どんな生活だったか、楽しみ、苦しみを見出したいと思っています。エンディングノートとしても役立てたいです。
80代男性・制作中
記憶は年を過ぎることによって忘れるものと思います。しかし記録はいつまでも残ります。特に日記を書き続けて60年を過ぎたので、ここで真実を残しておこうと考えました。
本の表題は「刻一刻」、サブタイトルは「妻と歩いた光への道」としました。
60代男性
退職して62歳からブログを書き始め、気が付くと投稿は150を超え、時間の河に流してしまうのが惜しくなった。「本にならないか」と思うようになった。そこでブログだけでなく、新たにインタビューを加え、友人にも寄稿してもらい、出版した。また二冊目に挑戦できればと思っている。
90代男性
亡き妻の遺品から偶然、60年前に妻に宛てた戦地からの手紙を発見し感動を覚えた。後世の人に文章を残そうと自分史をスタート、本にする決心をし、半年で書き上げ、第一冊目を出版した。その二年後、今度は同じ自分史でも自分の培ったノウハウを若い人の役に立ててもらいたいと、自分の起業体験を出版した。三冊目は、高齢者福祉現場でおしゃべりのきっかけにしてもらえるような、歳時記に挑戦する予定です。
〈参考〉自分史以外のジャンルで自費出版した本の例
「臼井風土記」(A5版 376 ページ 非売品)
佐倉市の臼井文化懇話会が、創設25周年を記念して臼井地区の歴史・風土・自然を次世代に伝えるべく故郷の姿「臼井風土記」を会員有志による執筆で3年をかけて出版した。
「学びは永久に──生涯学習の発展に寄り添って──」
(A5版 280 ページ 非売品)
佐倉市の臼井文化懇話会が、創設25周年を記念して臼井地区の歴史・風土・自然を次世代に伝えるべく故郷の姿「臼井風土記」を会員有志による執筆で3年をかけて出版した。
「創年時代」(A5版 60 ページ 非売品)
聖徳大学生涯学習研究所およびNPO法人全国生涯学習まちづくり協会が、「創年」という中高年世代の生きがいや地域での活躍について出版した。不定期で刊行中。